紅茶の歴史は中国から始まります。その当時のお茶というと緑茶が主流で、次に烏龍茶といったぐあいで紅茶はまだ飲まれていなく、当時のヨーロッパでも緑茶が主に飲まれていました。
紅茶というと英国というイメージがありますが、最初に伝わったのはオランダです。その時もまだ緑茶です。それから、ポルトガル・フランス経由で17世紀に英国に入りました。当時は大変貴重なものでしたから、鍵付きの木箱に丁重に保管されていました。ですから貴族など上流階級が楽しむ茶葉でありました。
英国に紅茶を持ち込んだのがチャールズU世の妻キャサリンとウィリアムV世の妻メアリーU世です。
紅茶の習慣を定着させたのがデンマーク王子のジョージの妻アン女王です。18世紀末頃には、発酵度の強いお茶を毎日飲んでおり、すでに中国からの輸入が追いつけないほどの気に入りようでした。
彼女はたいへんなお茶好きで、そのお茶好きが昂じて、ロンドンにあるウィンザー城に茶室を設けさせたほどでした。その頃から、1日に6〜7回紅茶を飲む習慣が出てきました。
その中でもよく聞くアフタヌーンティーは7代目ベットフォード公爵の妻アンナマリア夫人によって始まりました。お客様をもてなす習慣として今日まで伝わっています。
紅茶は戦争を2回も引き起こすほどの影響力を持っていました。皆さんもよくご存知のボストン茶会事件(ティーパーティ)・アヘン戦争などがそれです。
ティーカップも中国より茶葉と共にヨーロッパへ輸入され、当時のカップは小さめで受け皿がついてなく、いつ頃からか受け皿が付くようになり、当時は茶を受け皿に移し音を立てて飲んでいました。これはれっきとした正式な作法で、感謝の意を表していました。
17世紀末には把手付きのカップが登場しました。把手は両側と片側の2タイプ作られていました。18世紀末から、現在のような片手把手のティーカップが定着してきたといわれています。 |